ぶれすと

Brave group、東京理科大学とファンダムエコノミーおよびesportsに関する共同研究を開始

国内VTuberオーディエンスの定量調査およびプロゲーマーとその周辺環境に関する実証研究など

株式会社Brave group(本社:東京都港区、代表取締役:野口圭登、読み:ブレイブグループ、以下「Brave group」)は、シリーズDファーストクローズにおける東京理科大学イノベーション・キャピタル株式会社からの資金提供を受け、学校法人東京理科大学(本部:東京都新宿区、理事長:浜本 隆之、以下「東京理科大学」)と共同研究を開始いたします。

資本業務提携・共同研究実施の背景

Brave groupは『80億の、心をうちぬけ。』というミッションのもと、次世代Virtual esportsプロジェクト「ぶいすぽっ!(※1)」やバーチャルミュージックレーベルを擁する「RIOT MUSIC(※2)」などVTuberのプロデュースを行うIP事業、自社のメタバースエンジン「Brave Engine(※3)」を活用したバーチャル学園都市「MEキャンパス(※4)」を運営するPlatform事業、esportsスクール「CR Gaming School(※5)」の運営やAI・Web3などを活用して新興領域を開拓するIncubation事業など、さまざまな事業・サービスを国内外に向けて展開しています。

今年に入ってからは複数の海外拠点設立に加え、英語圏や中国語圏、欧州市場を対象にバーチャルタレントオーディションを実施するなど、IP事業を中心にグローバル展開も含めた積極的なグロース戦略に取り組んでいます。

また、esports事業においては、2022年12月に「100年先のesportsのために」をビジョンに掲げ​​esports事業を展開する株式会社Game & Co.を設立。大会運営やコンサルティングだけでなく、esportsの教育事業にも取り組んでおり、2023年2月より提供を開始したゲームのオンラインスクール『CR Gaming School』の受講生アンケートでは、満足度100%、9割超が上達を実感しているという回答が得られております。

今後Brave groupのさらなる事業成長、また、VTuberやesportsといった新興エンタメ領域のさらなる市場成長のためには、データ活用を通じた戦略の成否の確率を上げていくことが不可欠と考え、シリーズDファーストクローズでご参加頂いた投資家の1つである東京理科大学と、ファンダムエコノミーおよびesportsに関する共同研究を実施することにいたしました。

(※1) ぶいすぽっ!:https://vspo.jp/
(※2) RIOT MUSIC:https://riot-music.com/
(※3) Brave Engine:https://metalab.co.jp/brave-engine.html
(※4) MEキャンパス:https://mecampus.org/
(※5) CR Gaming School:https://cr-gs.jp/

【参考プレスリリース】
グローバルIP事業を展開するBrave group、シリーズDファーストクローズで19.9億円の資金調達を実施。累計調達額は50.3億円に。(2023年8月23日)

ファンダムエコノミーおよびesportsに関する共同研究について


ファンダムとは、熱心な愛好家を指す「fan」に、領地や管轄、状態、集団などを意味する接尾辞「dom」を加えた単語で、主にポップカルチャーやスポーツなどの熱狂的なファンによって作られる世界や文化、コミュニティを指します。VTuberのようなIPを取り巻くファンダムは、公式動画の切り抜きやファンイラスト作成といった二次創作活動をはじめ、「消費者」ではなく「参加者」として行動し、その経済圏を盛り上げています。

近年VTuber市場は成長の一途を辿っており、2023年度のVTuber市場は前年度比153.8%の800億円の見込みに達しました​​(※6)。中国の調査会社QYリサーチによると、世界のVTuberの市場規模は2028年に174億ドル(約2兆4000万円)と、2021年比で10倍超に拡大する見通しだ​とも言われています。
また、esports市場も同様に拡大基調にあり、2021年の東京で行われた世界的なスポーツ大会のプレイベントとして「オリンピックバーチャルシリーズ」が開催されたこと、アジア競技大会では2022年からesportsが正式競技となることなど、国際的な大会での採用を通じてイメージの向上が進んでおり、日本国内でもesports競技人口だけでなく、視聴者数も増加傾向にあります(※7)。

今回の共同研究では東京理科大学経営学部 国際デザイン経営学科 柿原教授らの研究グループと共に、IP / esports事業を中心としたさまざまな周辺データを複合的に分析することにより、事業成長、市場成長に寄与するような戦略立案に活用してまいります。

(※6)矢野経済研究所「VTuber市場に関する調査を実施(2023年)」より

(※7)国内esports競技人口及び視聴者数の推移について
株式会社KADOKAWA Game Linkageが行った調査によると、2019年で日本のeスポーツの視聴者数は約483万人となり、2018年と比べて126%人数が増加。

本資本業務提携による連携・協力事項

(1)国内VTuberオーディエンスの定量調査
(2)プロゲーマーとその周辺環境に関する調査・分析

東京理科大学 経営学部 国際デザイン経営学科 柿原正郎教授よりコメント

この度、東京理科大学から資本参加させて頂くご縁で、Brave group様と産学連携共同研究プロジェクトをスタートすることとなり、大変嬉しく思っております。ゲーム・esportsを軸としたファンダムエコノミーは、いまもっとも活気がありビジネス的にも注目されているエンターテイメント領域のひとつです。競技としてのゲームであるesportsに本気で取り組むプロゲーマー、ゲーム実況配信のなかで本気でゲームに取り組む姿で多くの人々を魅了するVTuber、そしてそうした本気でゲームに取り組む人々に熱狂し応援する視聴者。ユーザー行動分析に長年取り組んできた私の知見を活かして、それらの人々の行動や態度を定量的に把握し、熱狂のメカニズムを実証的に解明することがこのプロジェクトの目的です。研究成果は今後さまざまな形で公開・共有していきたいと思いますので、ぜひご期待ください。

Brave group 代表取締役 野口圭登よりコメント

この度、東京理科大学の柿原正郎教授と貴重なご縁があり、VTuberおよびesports分野における共同研究をスタートすることとなりました。学術的なアプローチでのデータ解析は初の試みであり、非常にわくわくしております。
弊社の事業成長だけでなく、市場の成長に繋がるような仮説およびファクトを導き出し、市場、そして社会に還元できれば幸いです。
弊社は今後も、国内外でのアライアンスを強化し、事業の圧倒的な成長を図って参ります。

Game & Co. 取締役 久保敦俊よりコメント

この度、東京理科大学とesportsに関する共同研究が立ち上がったことを、大変有意義であると感じています。
これからのesports市場において、事業成長と市場拡大のためにはデータを活用した戦略立案は不可欠と考えています。
弊社の持つアセットやesports領域に関する知見を活用し、データアナリティクスにおいて深い知見を持つ東京理科大学の柿原正郎教授との共同研究を通じて、これからのesports市場に必要なデータを調査・分析することを目指します。
未来のesportsシーンのため、本共同研究に取り組んで参ります。

採用情報

Brave groupの従業員数は2023年10月1日時点で157名(昨対比234.3%)、グループ会社数は11社と、事業・サービスの多角化とともに組織も拡大しておりますが、さらなる事業の拡大に向け引き続き積極的な採用活動を行っております。

応募中の職種は、下記の求人一覧ページからご確認ください。

https://recruit.bravegroup.co.jp/recruit-information/

自社プレスリリース

グローバルIP事業を展開するBrave group、シリーズDファーストクローズで19.9億円の資金調達を実施。累計調達額は50.3億円に。(2023年8月23日)

東京理科大学イノベーション・キャピタル株式会社について

当社は、先進技術の開発、新サービスの導入で人々の暮らしを真に豊かにし、社会の健全な発展に寄与し得る企業への投資・支援を行うべく大学認定ベンチャーキャピタルとして設立されました。
大学発の技術だけでなく、先進的技術の事業化および新しいサービスの開発を行う企業への投資を実施しています。
母体となる大学の建学の精神である「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」および教育研究理念である「自然・人間・社会とこれらの調和的発展のための科学と技術の創造」の精神に基づき、当社の運営を通じて、社会イノベーションの実現に貢献し、日本および世界の調和的かつ永続的な繁栄へ貢献することを目的としています。
URL: https://tusic.co.jp/

東京理科大学について

東京理科大学は、4キャンパス・7学部33学科・7研究科30専攻を擁し、理工系総合大学として日本の私学随一の規模を誇ります。1881年に設立され、「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」という建学の精神に基づき、実力主義の下、伝統と革新のバランスをとりつつ、その時々における最先端の設備を活用した教育と研究を行っています。また、「自然・人間・社会とこれらの調和的発展のための科学と技術の創造」を教育研究理念として掲げ、社会の発展に貢献する多くの優れた技術者、研究者および理数系教育者を輩出してきました。
URL: https://www.tus.ac.jp/

 

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