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「誰もが抜擢され、挑戦できるチャンスがある」コーポレートロゴデザイン制作に携わった石川が思う、当社グループの抜擢

本日は株式会社Brave groupの子会社である株式会社バーチャルエンターテイメント(以下、バーチャルエンターテイメント)に所属するデザイナーの石川に、Brave groupのコーポレートロゴデザイナーに抜擢された背景や当時の想い、そして今後の挑戦について聞きました。

株式会社バーチャルエンターテイメント クリエイティブチーム

石川 光彦

esports関連会社にてテクニカルディレクター・デザイナーとして、サービスロゴ、施設内照明、ユニフォームなどの幅広いデザイン業務を経験。また、番組や映像、楽曲制作にも携わった後、当社にジョイン。
現在はバーチャルエンターテイメントにて「ぶいすぽっ!」に関わるデザインの他、所属会社を飛び越え、Brave groupや各子会社の事業・サービスに関するデザイン業務を担当。

コンテンツの魅力を、クリエイティブの力で増幅させたい

―― 本日はお時間をいただきありがとうございます。
早速ですが自己紹介と、当社グループに入社したきっかけを教えてください。

よろしくお願いします!
前職は、esportsの企画コンサル・運営から、番組配信・映像制作、プロゲーマーのキャスティング・マネジメントまで手がけている会社で、テクニカルディレクター・デザイナーとして業務に従事していました。デザイナーとしてesports大会そのもののロゴや、大会の中で使用されるクリエイティブ、例えば大会の配信画面などのデザインを行っていました。また、大会に出場する選手が着用するユニフォームや、esports体験施設のロゴ、LED照明のデザインなども制作しました。
デザイナー以外の業務にも従事しておりまして、例えばesports大会の中継番組や、オフラインイベントの企画などの業務経験を積みました。

―― かなり幅広く経験をされてきたのですね!そして、どのような経緯でバーチャルエンターテイメントにジョインされたのでしょうか?

前職では自社でIPを持っておらず、いわゆるゲームタイトルを中心にデザインをしていました。ゲームが好きでしたので、もちろんゲームタイトルや大会のコンセプトに沿ったデザインをすることは楽しく、やりがいもありました。
一方で「サービスの全てにおけるクリエイティブに関わりたい」と思うようになったことが、転職を考え始めたきっかけです。
これまで培ってきた経験をもとに、コンテンツのデザインだけでなくブランディングなど、そのサービスを形作る全てに対して、クリエイティブの面から価値を作ることに挑戦したいと決心しました。その時に、当時在籍した会社の頃からデザインを見ていただいていたバーチャルエンターテイメントの取締役である山本さんと知り合い、まずは業務委託として当社で働くことになりました。その後、私の制作したクリエイティブをご評価いただき、2023年3月にバーチャルエンターテイメントに入社をしました。

―― そのような背景があったのですね!
当社にジョインされてからは、どのような業務をされているのでしょうか?

当社が運営するキャラクターIP事業「ぶいすぽっ!」におけるクリエイティブがメインです。例えば、配信やイベントに使用されるロゴや、クリエイティブなどです。直近ですと「ぶいすぽっ!学園文化体育祭」のロゴ制作をいたしました。
また、ジョインしてすぐに様々なチャンスにも恵まれ、Brave groupの子会社である株式会社ENILIS(以下、ENILIS)のロゴや、ENILISが運営しているキャラクターIP事業であるHareVare、Vlash、ゆにれいどのロゴ制作にも携わりました。

抜擢された山本からの、大抜擢

―― ファンの皆様にも馴染み深い事業やロゴに携わっていらっしゃるのですね!
そして今回、2023年11月に刷新されたBrave groupのコーポレートロゴにおけるデザイナーとして抜擢されましたが、その当時のお話を伺ってもよろしいでしょうか?

オファーをいただいた当時は本当に驚きました。「このようなオファー、今まで聞いたことないぞ?!」と。また、ロゴとあわせてコーポレートサイトのデザインまでお任せいただけるとのことで非常に驚きました。
また、その際に山本さんが抜擢されて取締役になられたこと、そして抜擢された方からの抜擢、ということを知りましたね(笑)。

―― そうだったのですね!

ENILISや、運営するIP事業のロゴのクオリティや制作実績、制作までの過程を通じて「石川ならできるだろう」と山本さんに信じていただけたからこそ、山本さんからBrave groupの代表取締役である野口さんに推薦いただき、今回のコーポレートロゴ、そしてコーポレートサイト刷新のお話をいただけたのではないかと考えています。
実際に代表取締役の野口さんから社長室にお呼びいただき、コーポレートロゴをつくってほしいというオファーを直接頂いた際は、驚きのあまり椅子から起立をしてしまいました。
そして、非常に大きな声で「よろしくお願いします!」「やらせて頂きます!」とお伝えしてしまって、野口さんも驚かれていたかと思いますね(笑)。

―― それは緊張や責任感からでしょうか?

自分でも何故立ち上がってしまったかは覚えていないのですが、おそらく成功させるぞ!という勢いの表れだったと考えています。
もちろん、緊張はありましたが、今までの経験やノウハウ、知見、そして自身のデザイナーとしての力を全力投球すれば、この挑戦は成功するぞ!という自信も持っていました。
また、野口さんから実際にオファーをいただいたことで、責任感や緊張以上にワクワクもしました。

―― ワクワクされたのですね!やはりデザイナーとして、いつかコーポレートロゴ制作に関わってみたい想いは元からあったのでしょうか?

はい。
そもそも、会社のロゴ制作、ましてや当社のような多方面から注目されている急成長中の企業のロゴ制作に携わることが、デザイナーとしては夢のような状況です。
世の中には会社のロゴデザインに携わりたくても、なかなか機会に恵まれないデザイナーが多くいます。また、「ホールディングスとして様々な事業を展開している会社のロゴは、このように受注し、制作しましょう!」などという、ロゴ制作に携わるための攻略法のようなものもインターネットに載っていません。

―― 確かにインターネットには載っていませんね(笑)。
ただ、攻略法だけでは会社のロゴ制作はできないのではないでしょうか?

そのとおりです。
まず、「会社のロゴ制作を任せる」=「デザイナーとして会社から信頼されている」ところまで信頼関係を構築しなければ、このような機会をいただくことができません。
だからこそ、私自身が夢のようなオファーをいただいたこと、そしてオファーをいただいたからには、今までの経験を元に得た知見や、自身の中に蓄積されてきたデザインの知識を全て投じて、ロゴデザインを行わばなければと考えました。
オファーをいただいてからは、様々なコーポレートロゴの事例を研究しながら、私が所属しているバーチャルエンターテイメントや、その他の国内外にある子会社を束ねるBrave groupのロゴはどうあるべきか、どのように表現すべきかを長らく考えていましたね。

―― 絶対の信頼を頂けたからこそ、石川さんも全力投球でコーポレートロゴの作成に臨んだのですね。
では、コーポレートロゴを制作するにあたって、特に苦労されたエピソードがあればお話しいただけますか?

実は、現在のロゴに至るまで100案以上のロゴを制作しました。
当初はマーケティングなど先々の利用を想定して、例えば当社グループをイメージしたマークがあったほうが単体で使うことができるなど、個性や利便性のあるロゴをオーダーを頂きました。
しかし、オファー頂いた時から様々なロゴを調査し、当社のロゴはどうあるべきか考えていたからこそ、「子会社を束ねる会社のロゴに、個性やマークは必要ないのでは?」と野口さんにお伝えしたことを覚えています。
当社グループには個性や特徴のある子会社がとても多いです。全ての子会社が一体感を持って、業界の頂点を目指すこと、そして一緒に大きな事業を創り出していこうとする意志をロゴに込めたいと思いました。
ロゴのgからvに繋がる直線に、この想いを込めました。



※石川の苦悩の証として、ロゴを書き溜めた画像データのぼかしを公開します!

―― そのような経緯もあり、文字のみのシンプルなロゴになったのですね。

はい。
Brave groupを表した特徴的なマークをつくるのではなく、文字をシンボルマーク化すればよいのではと考えました。
何度も本当にマークが無くて良いのかと、野口さんをはじめとしたロゴ制作チームにコメントいただくこともありましたが、そのたびに「その限りではありません!」とお話ししていましたね。

―― ロゴ制作チームですね!どのようなメンバーがいらっしゃったのでしょうか?

今回のロゴ制作にあたっては、野口さん、星さん、舩橋さんの他、広報室の管掌役員である金さん、グループ人事本部長の渡邉さんもいらっしゃいました。
チームの皆様から、今回のパーパスの策定やビジョンの刷新、そして、中長期的に当社グループがどのように進化していくのかというお話しを伺い、それらの内容から当社グループの現在のフェーズや状況など逆算して、ロゴに意匠として落とし込みました。
ここに至るまで、ロゴ案とプレゼンの機会を何度も頂きました(笑)。

―― なるほど!制作とプレゼンはどれくらい繰り返されたのですか?

5回以上はロゴ案の制作とプレゼンを繰り返したかと思います。
その当時はパーパスもビジョンも仮でしたので、野口さんが仰る未来のBrave groupの姿や、フィードバックの中で印象に残ったキーワードを頼りに、何度もロゴ案の制作とプレゼンを繰り返しました。
いくつか案を制作した途中で、当社のパーパスや、ビジョン、それこそVTuber業界で頂点を目指す想いが固まっていき、私もそれらの想いやイメージを元に、再度案を作成していきました。

―― 当社のパーパスやビジョンが固まったあたりからも、それこそ脳をフル回転させながらロゴ案を制作されたかと思いますが、案を制作するにあたってこだわった部分はありますか?

特にこだわった点は「多くの事業会社を束ねる、ホールディングスカンパニーのロゴであるか」どうかです。
様々なロゴ案を見つめながら「単一事業を運営している会社のようではないか」、「このロゴはBrave groupであるか」を何度も自問自答をしましたね。
Brave groupは特徴ある子会社を束ねる会社ですので、繊細であったり、複雑にしすぎないよう、シンプルかつどっしり構えたイメージをどのようにつくるか何度も試行錯誤しました。
一度ロゴ案をつくり、例えば離席した後や翌日にもう一度みて、「Brave groupのロゴかどうか」、「どっしりと構えているようすを表せているか」を何度も見返していましたね。

―― 確かに、今回はどっしりと芯があり力強いイメージを持ちました。
このイメージに至るまで、何か月ほどの期間を要したのでしょうか?

オファーをいただいたのが、新しいロゴの発表から9か月ほど前でした。
ですので、約6か月間はロゴ案を制作し、制作チームにプレゼンをし、フィードバックを頂いて、試行錯誤を行うことを何度も繰り返していました。
これまで制作した案については、制作チームの皆様や、取締役の皆様から「どれも良い」と言っていただけて非常に嬉しかった半面、「絶対このロゴが良い」という状況を創り出せなかったことが、乗り越えるべき大きな壁でした。「どれも良い」=「迷わせてしまっている」ことを指すためです。
頂いたフィードバックを元に、当社グループのロゴはこうあるべき、取締役の皆さんから頂いたBrave group像を形にするのであればこうするべき、という思考を繰り返し、「どれも良い」を「これが良い」までブラッシュアップし続ける工程が非常に大変でした。

―― その工程を経て現在のロゴに辿りついたのですね。

はい。最終的に3つのロゴ案を提案しました。
そして、現在のロゴに対し「これが良い」と満場一致で言っていただけた時は達成感で心が満たされましたね。
今回のロゴはプレスリリースや採用サイトのAbout Brave groupのページに掲載しているとおり、想いを込めたマークを創作したり、様々な意匠や技を多く入れる、といったことはせず、伝えたいことを愚直に伝えるシンプルなものとなりました。
あえてこだわらず、このロゴを見た人全てが「Brave groupのロゴだ」と認知できるデザインです。海外の方が読んでも、遠くから見ても絶対に読み間違えないと思います。

―― 非常にシンプルで、どこから見ても「当社のロゴである」ことが分かりますね。
色も今までのようにカラーが入っておらず黒一色のものですが、その意図も伺っても良いですか?

アーティストのような回答になってしまいますが、様々な特徴や個性を持った子会社を絵の具の様々な色と仮定しました。それらの絵の具が混ざると黒に近づいてくることから、コーポレートカラーも黒としました。

人の感情をつくる、クリエイターに

―― ありがとうございます。そのようなストーリーがあり、新しいコーポレートロゴが完成したのですね。
さて、非常に大きな挑戦を経て、今後石川さんが挑戦したいことや理想を伺っても良いでしょうか。

今後はグラフィックにあわせた動き、それこそ動画であったり、動画に沿った音、演出をつくることができるデザイナーになっていきたいと考えています。
デザイナーは静止画をつくるクリエイターを示しているように捉えられがちです。
しかし、今回コーポレートロゴの制作に携わり、そしてコーポレートロゴを社内の皆様に向けて発表した際に流した動画のグラフィックや演出の制作、音楽やサウンドエフェクトの選定を考えるなど、コーポレートロゴをつくるだけに留まらず、演出の思考を求められる業務も多くありました。
また、ご来社いただいた際に皆さんがご覧いただくエントランスの動画撮影も、絵コンテ作成から関わりました。どのような音や演出、動画を組み合わせることで、新しいBrave groupらしさが伝わるのかを考えました。
コーポレートサイトについても、私が原案のデザインをし、広報室や開発を担当いただいたGeek Hive株式会社の皆さんと打ち合わせを行いながらデザインの調整や、実装を進めていきました。
IR向けというデザインテーマもありましたので、誰が見ても「Brave groupのことが伝わる」構成やデザインにしました。当社のロゴの一部である「1」の意匠を矢印のような使い方でページの随所に使用しました。また、トップページに掲載した動画の一部では「1」の意匠を旗のようにはためかせたり等、VI(ビジュアルアイデンティティ ※)を意識しながら制作をしました。それらの経験をしたからこそ、この挑戦で得たものを当社のIPや事業をより魅力的にするためのデザイナーになりたいと考えています。例えば、IPであれば可愛く、そしてかっこよく、ファンの方々に対して「尊い」と感じて頂けるようなデザインができたら嬉しいです。
そのために自己研鑽として、まずは音や作曲について体系的に学びたく、ピアノの教室に通っています。多彩なデザイナーになりたいです(笑)。

※VI(ビジュアルアイデンティティ ※)とは、企業やブランドの価値やコンセプトを目に見える形にし、視覚を通してブランドメッセージを伝えるあらゆるデザイン要素を指します。

―― ピアノ教室に通われているのですね!
動画・音・演出など、空間の全てをつくりたいのですね。それはなぜでしょうか?

クリエイティブディレクターとして、コンテンツやサービスの「こうあるべき」をデザインから定義し、形作ってみたいと考えているからです。
例えば、とあるIPの世界観を定義し、その世界観を演出するための映像、音、空間全てのクリエイティブに関わりたいと考えています。
私が定義した世界観を、IPをはじめとした当社事業のファンの方に評価いただけたら嬉しいです。

―― いずれクリエイティブディレクションに挑戦されたいのですね!

はい。私自身に、実は人の喜怒哀楽や五感を操作してみたい欲求がありまして(笑)。
静止画だけではなく、音、空間、演出など、全てのクリエイティブに触れた時、感動して思わず泣いてしまったり、笑ったり、感傷的になったり。私がクリエイティブディレクションを行ったもので、人の感情をつくることができたら嬉しいと考えています。
だからこそ、1日でも早くクリエイティブディレクションに挑戦できるよう、日々の業務で挑戦をし続けることや、自己研鑽を続けています。

―― 石川さんはコーポレートロゴだけではなく、先日行われた「ぶいすぽっ!文化体育祭」のロゴ制作にも携わられましたね。イベントに参加された方にとって、あのロゴは感慨深いものになっていると思います!

ロゴを通して、「ぶいすぽっ!文化体育祭」の空間が演出でき、ご来場いただいた皆さんの思い出の一ページにロゴがあれば幸いです。学校校舎や花火をバックに撮影頂いた方もいらっしゃったと伺いました。
今後も人の心や記憶に深く刻まれるクリエイティブ制作を続けていきます。

誰もが抜擢され、挑戦できる環境がある

―― ありがとうございます!
それでは最後に、この記事の読者や、これからクリエイターとして大きく成長したい方に向けて一言お願いいたします。

私自身、2023年3月に入社をし、少し経った後にはコーポレートロゴのデザイン制作という大きな挑戦の機会を頂きました。挑戦を続け成果を出し続けることで、誰もが抜擢される環境が当社にはあります。
諦めずに挑戦をし続ける姿を、私の上長である山本さんがずっと見て下さっていたお陰で、自身の重要感を満たせる環境を掴むことができました。
大きな成果を出したい、だからこそ挑戦と成長をし続けたい方にとって、当社は最適な環境なのではないでしょうか。
野口さんや舩橋さんもインタビューで仰っていたとおり、当社には挑戦を促し、賞賛する文化があります。
また、挑戦をし続けることで分かる自身の得意領域を、更に成長させること、活かすことを良しとして下さっているからこそ、私自身も挑戦し続けることができました。
この記事を読んでいる方の中にも、「将来このようなキャリアを築いていきたい」、「大きな挑戦を経て更に成長をしていきたい」と考えられている方が多くいらっしゃると思います。そのような想いや熱量、夢を大らかに発言して良い環境ですし、その夢を叶えるためにどのような経験を積んだほうが良いかを一緒に考えて下さる上司や仲間が多く在籍しています。
また、そのような想いを抱いている方が、日々の挑戦を経て成果を出し、抜擢をされているのではないかと思います。野口さんも仰っていましたが、抜擢された方が次のメンバーを抜擢し、挑戦するチャンスを得る良い循環もあります。
何者かになりたい方は、ぜひ勇敢な人たちの集まりである当社グループに飛び込んでいただきたいです。勇敢な人を歓迎するからこそ「Brave group」です!(笑)。

―― ありがとうございました!

ありがとうございました!

 

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