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「挑戦を乗り越えた後に得られる達成感は計り知れないし、自身の経験値にもなる」株式会社バーチャルエンターテイメント取締役の山本に聞く組織と今後の事業展開

本日は株式会社Brave groupの子会社である株式会社バーチャルエンターテイメント(以下、バーチャルエンターテイメント) 取締役の山本に、バーチャルエンターテイメントの事業と今後の展開について聞きました。

 

株式会社バーチャルエンターテイメント 取締役

山本 瑶司

大阪大学情報科学研究科 修士課程修了。在学中より当時のesportsシーンでは最大規模であった、PUBGの練習試合の管理運営に参画。
2021年1月より株式会社バーチャルエンターテイメントに入社し、esports公式大会の運営・配信制作補助システムの構築に携わる他、海外コミュニティを巻き込んだ大会を、立ち上げから実施まで一貫してプロデュースするなど、コミュニティの形成に多岐に渡り貢献。現在はesports事業のみならず、IP事業の推進サポート、教育事業をはじめとする新規事業開発も担当。2022年10月、株式会社バーチャルエンターテイメントの取締役に就任(現任)。

本日はお時間をいただきありがとうございます。早速ですが、自己紹介をお願いいたします!

バーチャルエンターテイメントへの入社経緯は少し特殊なケースなのですが、大学院に通っているときに縁があり入社しました。
大学生の頃はプログラミングなどの情報系を専攻していたんですが、当時からゲームが好きだったこともあり、ゲームの中で知り合った友人とPUBGというゲームをよくやっていましたね。その友人がある時プロゲーマーになったんですが、いつも一緒にゲームをしていた友人が少し遠くに行ってしまうように感じ、「自分も特別な何かがしたい!」という思いが強くなっていきました。
自分はゲームはプロになれるほど上手くはないですが、何かゲームに関わることをしたい、と思って始めたのが、プロゲーマーが参加している練習試合のお手伝いでした。
運営をしていた方にDMで連絡を取り始めて、「なにができるのか」と尋ねられたので、「プログラミングでツールを開発して、運営の補助をします。」と答えました。そこからesportsに関わり始めましたね。
2018年当時は結果の集計など、最初は全部手入力でやっていたんです。それを自動化するツールを開発しました。大会などで発生するトラブルの多くはコミュニケーションエラーやヒューマンエラーに起因しています。テクニカルな部分は仕方が無いとしても、自動化ツールの開発で、テクニカル以外のトラブルが起こりづらい環境づくりをしていました。
余談ですが、最終的に今そのプログラムが公式大会などでも使われています。PUBGだけでなく、他のバトルロイヤルゲームでも使っています。
大学卒業後は大学院へ進み、マスター課程を終えてドクター課程に進みました。当時は研究者を志していたのですが、進学してから「どうも合わない」と感じることがあり、精神的な負荷を強く感じるようになってしまった時期がありました。でもその頃もesports関連のお手伝いは続けていて、「本当に自分がしたい事が何か」と考えた時に、「esportsの大会運営や企画を仕事に出来たら絶対面白い」と思いましたね。
そして、現在のバーチャルエンターテイメント代表である星さんへ自身の状況や想い、今後チャレンジしたい事などを伝えた結果、入社に至った。というのが入社の経緯と理由ですね。

esportsへの想いが非常に感じられるエピソードですね!運命のような縁で入社されたように感じました。
それでは、現在管掌されているバーチャルエンターテイメントについてご紹介いただけますか?

はい。
バーチャルエンターテイメントはBrave groupの子会社で、「Move Emotion with Games」というビジョンのもと、ゲームで感情を動かせるようなコンテンツを提供していくことを軸に事業を展開しています。

そして、バーチャルエンターテイメントには2つの部門があり、キャラクターIP事業部門と新規事業開発部門に分かれています。

キャラクターIP事業部門では、主に「ぶいすぽっ!」というキャラクターIP事業を運営しています。ゲームが上手な女性たちのゲームプレイを、ゲームが好きな方たちに対して配信プラットフォームで配信し、日々の活力や元気をお届けできるようなコンテンツを提供しています。「ぶいすぽっ!」の皆が頑張っている姿を見て、視聴者も前向きな一歩を踏み出せるようなコンテンツ提供をしていきたいと思っています。

その中で、キャラクターIP部門は4つの課に分かれています。

1つ目はマネジメント・デスク課です。
こちらはメンバーのマネジメントや、企業様から案件をいただいた場合の対応などを行なっています。「ぶいすぽっ!」のメンバーが安心して配信できるようサポートをしているのも、このチームです。マネジメントデスク課のメンバーが、運営の名前で、稀に「ぶいすぽっ!」メンバーの配信に紛れ込んでいる時もありますね(笑)

2つ目は企画課です。
主にオンラインでの大型イベントや、オンライン施策を企画していくチームです。公式チャンネルでの配信の企画から実行、マネジメントデスク課と協力して配信時のサポートなども担当しています。
また、今後は「ぶいすぽっ!公式チャンネル」の強化もしていきたいと考えていますね。2022年のはじめに行った「ぶいすぽっ!クイズロワイヤル~めざせクイズチャンピオン~Presented by GEO」など、esportsだけではないバラエティ的な施策も非常に好評でした。esportsへの認知を拡大する意味でも、esports以外のコンテンツも積極的に創っていき、「ぶいすぽっ!」に、そして「ぶいすぽっ!」をきっかけにesportsに興味を持って頂ける方を増やしたいと考えています。

3つ目はMD事業課です。
グッズ周りの業務を中心に行なっており、ECサイトの運営やカスタマーサポートもこの課が担当しています。先日のコミックマーケット101におけるグッズを企画、デザイン、製造管理まで行っていたチームもこちらですね。また、メンバー毎の誕生日グッズに関連する業務もMD事業課の担当です。メンバーの魅力や想いをグッズという形で今後も皆様にお届けしていきます。今後は誕生日や周年グッズだけではなく、ぶいすぽっ!らしさの光る様々なグッズ展開を実施予定です。

4つ目はオフラインイベント課です。
直近では「コミックマーケット101」への出展や、去年の「神田明神納涼祭り」など、オフラインでのイベントを担当している課となります。詳細はこの後の事業成長についてでお話ししますが、2023年以降もオフラインで「ぶいすぽっ!」の世界観を楽しんで頂けるイベントをたくさん計画しています。

そして、新規事業開発部門では、「ぶいすぽっ!」が世界の皆様に愛して頂けるような施策や、全く別の新規事業を立ち上げていくような動きをしています。詳細はまだお伝えできず、申し訳ございません(笑)

ありがとうございます!
オフラインイベント課のご紹介で少しお話しいただきましたが、2023年以降、山本さんはバーチャルエンターテイメントの事業をどのように展開させていきたいと考えられていますか?

そうですね。
ぶいすぽっ!を国内外のより多くの方に知って頂き、ファンになって頂くこと。そして、応援してくださっている皆様の期待を超えるような様々な施策を展開していきたいと考えています。
オフラインイベント課の紹介の際にもお伝えした通り、2023年以降も積極的にオフラインイベントの開催や出展を検討しています。昨年は、初めてのオフラインイベントとして「神田明神納涼祭り」、そして「コミックマーケット101」へ出展しましたが、非常に多くのファンの方からポジティブな感想を頂きました。また、当社としても反省点や改善点など、オフラインイベントに対するナレッジは少しずつ蓄積できています。ですので、昨年を超えるような規模・内容でのオフラインイベントを開催し、ファンの方にぶいすぽっ!の世界観を楽しんで頂きたいと考えています。
また、配信やイベント以外ですと、昨年末に発表したアニメーション制作も新たな試みでしたね。こちらもファンの皆様から嬉しい反響を頂きましたし、この施策をきっかけに「ぶいすぽっ!」に興味を持って頂けた方も多いのではと思います。
そして、昨年末に「ぶいすぽっ!」のロゴを刷新しましたが、直近では海外のファンの方からの反響を頂く事も多くなりましたね。Brave groupのグローバルビジネス本部と連携し、2023年1月の下旬から台北のアニメイト様で「ぶいすぽっ!」グッズを販売開始しました。販売初日に半数以上のグッズをご購入頂き、開始から3日で追加オーダーを頂く等、非常に盛況でしたね。今後はぶいすぽっ!のコンテンツを、海外のファンの皆様にも積極的にお届けしていきたいと考えています。
先ほどの「ぶいすぽっ!公式チャンネル」の強化と合わせて、アニメーション、グッズ、イベントへの出展など、様々な施策で「ぶいすぽっ!」を国内外で盛り上げていき、世界に愛されるプロジェクトにしていきたいですね。
また、新規事業についても国内外に向けての展開を検討しています。

ただし、「ぶいすぽっ!」も新規事業についても、新しい施策を立ち上げる際に必ず大事にしていることがあります。それはストーリーです。自身が挑戦したいことに本気で取り組み、その結果が成功でも失敗でも、挑戦をしてきた過程=ストーリーの中には、必ずどこかに感情が動く瞬間はあると考えています。
これは当社のビジョンである「Move Emotion with Games」にも通じています。当社のコンテンツを通してファンや視聴者の皆様の感情を動かしたい、そのためには小さな施策の一つであっても、しっかりとストーリーを創りこんだうえで企画をし、展開をしています。

小さな施策であっても丁寧にストーリーを創り上げているからこそ、ファンの方々の心に響くコンテンツ展開ができているのですね!
それでは最後に、記事を御覧いただいている方へメッセージをいただけますでしょうか。

はい。
「ぶいすぽっ!」は非常に多くの皆様から注目していただける存在に成長してきましたし、「ぶいすぽっ!」を支える優秀なメンバーも多く集まってきました。
そして、世界で愛されるプロジェクトに成長させていくために、今後はこれまで「ぶいすぽっ!」が展開してこなかった未知の領域に挑戦をしていく必要があると考えています。
そのためには、今までの「ぶいすぽっ!」を超える施策を考え、創り出し、そして実行まで担当したいと考えられている方を仲間に迎えたいと考えています。
未知の領域への挑戦ですので、正解が分からない業務や、困難にぶつかる事も多いと思います。ただ、困難を乗り越えたからこそ得られる達成感は計り知れないものがありますし、きっとご自身の経験値は上がるはずです。
また、挑戦という点で、当社はグループ全体で挑戦すること・挑戦の中で成長することに対して非常にポジティブな環境です。今までの業務環境の中では挑戦することが難しかった方にとっては、とても魅力的な環境なのではないでしょうか。
上記のようなチャレンジングな環境の中で、今までの「ぶいすぽっ!」を超える、新しい「ぶいすぽっ!」を創りたい方。そして、「ぶいすぽっ!」を基点に新しい事業を創りたいと考えている方がいらっしゃれば、是非お話ししましょう。

ありがとうございました!

ありがとうございました。

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