ぶれすと

「楽曲制作を通じて挑戦し、成長し続けていきたい」当社で活躍するサウンド職2名に聞いたBrave groupで成し遂げたいことについて ~村山×岡ノ谷の場合~

こんにちは、「ぶれすと」編集部です。
今回は、当社グループで活躍するサウンドディレクターとサウンドクリエイターのストーリーを対談形式でお届けします!

株式会社RIOT MUSIC サウンドディレクター

村山 英世

入社2年目

音響技術専門学校を卒業後、大型録音スタジオにてレコーディングエンジニアとして映画・ドラマなどの劇伴音楽やアーティスト楽曲などの録音作業を経験。その後、語学留学のためカナダへ1年間ほど渡る。帰国後にアーティストが所属する音楽プロダクションに入社し、音楽制作に従事。その後、音楽制作プロダクションに入社し、制作ディレクターを担当。現在は株式会社RIOT MUSIC サウンドディレクターとして、楽曲制作、収録など幅広い業務に従事。

株式会社ENILIS サウンドクリエイター

岡ノ谷 祥尋

入社1年目

公務員として社会福祉に携わった後、フリーランスとして音楽家を経験。
バンドの運営やサポートギタリスト、楽曲制作や作詞、ボーカルレコーディング及びディレクションの経験を経て株式会社ENILISへジョイン。
現在はサウンドクリエイターとして、BGM制作や整音、音源制作におけるレコーディング、MIX、マスタリング業務に従事。

当社のサウンド職について

まず、当社グループのサウンド職についてご紹介します。
Brave groupは2024年9月現在、17社のグループ会社で30以上のサービス・プロジェクトを展開しています。
そして、当社グループに所属するサウンド職は、主にサウンドディレクターとサウンドクリエイターが在籍しており、当社グループで運営している各IPグループに所属するVTuberやVsingerが、YouTubeでの配信や、カバー楽曲を歌唱する「歌ってみた」動画で使用する音源の制作、レコーディング、音声収録、MIX(※)など、IPに関わる様々な音楽制作を担当しています。

※MIX(ミックス)とは、「ミキシング」「ミックスダウン」「トラックダウン」とも呼ばれ、具体的には録音された各トラック(音)の音量バランスや音色などを調整し、1つの楽曲にする作業のことを指します。

そこで、本日は当社グループの株式会社RIOT MUSIC(以下、RIOT MUSIC)で運営するIP Production Blitz Wingにおけるサウンド全般に関わる村山と、株式会社ENILIS(以下、ENILS)で運営するIP Production Vlashゆにれいど!におけるサウンド全般に関わる岡ノ谷の2名にお話を聞きました!

音楽に憧れがあった幼少期時代

ぶれすと編集部:
本日はお時間をいただきありがとうございます。
早速ですが、お二人の自己紹介と当社グループに入社したきっかけを教えてください。

村山:
専門学校卒業後、音楽録音スタジオにてレコーディングエンジニアの業務に5年ほど従事していました。その後、語学留学のためワーキングホリデーを利用しカナダに1年留学をし、帰国をした後、音楽制作事務所にて有名アーティストの音楽制作やレコーディング業務に従事しました。
その後、別の音楽制作事務所に転職し、制作ディレクターとして楽曲制作におけるディレクション業務を経験後、RIOT MUSICに入社しました。

ぶれすと編集部:
当社に入社するまでも、音楽に関わるお仕事をたくさんされてきたのですね!
そもそも、村山さんが音楽業界に興味を持った理由も教えていただけますか?

村山:
幼少期にテレビで観ていた音楽番組がきっかけです。
私が幼少期を過ごした地元は田舎で、ゲームセンターや商業施設など、周りに娯楽らしい娯楽が何もなくて(笑)。当時はミリオンヒットが量産されていた時代だったことから、音楽番組に夢中になっていましたね。特にバンドミュージックが流行っていて、いつか自身もバンド活動をしてみたいと考えていました。
その後、通っていた高校の友人に誘われてバンドを結成し、文化祭で楽曲を披露することになりました。ただ、文化祭に出演するためには学校内で開催されるオーディションへのエントリーと、披露する楽曲が録音された音源の提出が必須でした。その時に初めて専門的な機材を用いて歌や音の収録をすることになったんです。しかし、当時の私にはレコーディング機材を扱えるスキルも知識もなかったため、当時バンド活動をしていた際にお世話になっていた、ミキサーの機械を扱える方にレコーディングをしていただきました。
その際に、綺麗に音源を録り、一つの楽曲を創り上げることができる技術に感動したことがきっかけで、本格的に音楽の道に進もうと決めました。

ぶれすと編集部:
今でこそ村山さんは収録をする側ですが、ご自身が収録される側を経験したことがきっかけで、音楽への道を目指されたのですね!
では、岡ノ谷さんはいかがでしょうか?

岡ノ谷:
高校卒業後、公務員として社会福祉の業務に13年間携わっていました。
公務員として業務に従事しながら夜間の音楽学校に通い、卒業後はフリーランスとして2年間ほど音楽家として楽曲制作やレコーディング、ディレクション経験をした後、ENILISに入社をしました。

ぶれすと編集部:
当社グループには様々な職歴の方が在籍していますが、岡ノ谷さんは公務員を経て、音楽家に転身されたのですね!
どのようなきっかけで、公務員から音楽の道へ進もうと思ったのでしょうか?

岡ノ谷:
公務員の時に約1年間、東日本大震災の被災地支援に行ったことがありました。その中で被災された方々や私と同じく支援に来ていた方々と出会い、様々なお話を聞く中で「1回きりの人生だから、悔いのないようにやりたいことをやろう」と思い立ったことが、キャリアチェンジを行ったきっかけです。
また公務員として社会福祉に貢献し、やりきった感があったので、思い切って夜間の音楽学校に2年間通い、卒業後にフリーランスの音楽家として活動を開始しました。

ぶれすと編集部:
かなり思い切ったキャリアチェンジですね!
なぜ音楽学校に通おうと思われたんでしょうか?

岡ノ谷:
私も村山さん同様に幼少期から音楽が大好きでしたので、漠然といつか音楽に関わりたいと思っていました。小学生の頃に兄と遊びたくてテンホールズ・ハーモニカ(※)を始めたり、父から貰ったCDをほぼ毎日聴きながら、音楽にのめり込んでいきました。高校では音楽に詳しい友人から誘われ、ギターとハーモニカでよくセッションをしていましたね。

※テンホールズ・ハーモニカは単音10穴の全音階(ドレミ等)のハーモニカを指す。

ぶれすと編集部:
岡ノ谷さんも幼少期から触れていた音楽がきっかけで、音楽業界でのキャリアを意識されたんですね。
それでは、お二人の転職の背景や入社のきっかけも教えていただけますか?

村山:
自身の経験を活かせることを第一に、アーティストの卵を育成してみたいと思ったことがきっかけです。
前職では音楽制作からレコーディングまで、楽曲制作において様々なことに挑戦ができていましたが、担当していたアーティストは、育成をする卵というより、既にアーティストとして一人前の方々でした。

ぶれすと編集部:
なるほど。プロのアーティストの皆さんを、音楽制作やレコーディングを通じてサポートされる立場だったんですね。

村山:
そのとおりです。サポートという立場だったこともあり、私自身もアーティストと共に歩み、学び、成長していくプロデュースやディレクション業務に対して憧れを持っていました。
そのような中で、RIOT MUSICにはVsingerのプロデュースを行う部門があり、企画を行う専属のプロデューサーやディレクター、楽曲制作、映像制作をするメンバーが所属していることや、メンバー一人ひとりがアーティストに対して真摯に向き合っている姿にとても魅力を感じたんです。前職のようにアーティスト活動のサポートに徹するだけではなく、アーティスト一人ひとりの個性を考えながら、どのような楽曲であれば個性を引き出せるか試行錯誤することで、楽曲の企画から制作の業務を通じて一緒に成長できると考えました。
また、楽曲制作に長く従事するうちに、業務の型やサイクルが固定化されてきたために、業務を通じた成長を実感できなくなってしまったことも、転職をしようと思ったきっかけの一つです。例えば、アーティストが楽曲をリリースした後は、必ずその楽曲を披露するライブを開催するといったサイクルを繰り返すだけの業務が多くなってきたんです。

ぶれすと編集部:
だからこそ、今までの経験を活かし、更に成長ができそうな環境に転職しようと思ったんですね。

村山:
楽曲制作や収録など私の経験を活かすことができ、その当時に勢いのあったVTuber業界で、更に音楽に特化した会社ということで、思い切ってRIOT MUSICの選考を受けました。
当時、転職活動を進めるうえで、自身が選考を受けている会社のリストを作成していたのですが、RIOT MUSICに丸をつけて「ここに入社出来たらラッキー」とメモしていたのを覚えています(笑)。

ぶれすと編集部:
私たちも村山さんにご入社いただけて、とても嬉しく思います!
では、岡ノ谷さんはいかがでしょうか?

岡ノ谷:
Brave groupが掲げているミッションの「80億の、心をうちぬけ」に感銘を受けたことがきっかけです。このミッションを見た時に、Brave groupとして世界の市場を狙っていることを明確に理解できましたし、私自身もいつか音楽で世界を目指したいと考えていたこともあり応募をしました。
実は転職活動を進めていた際、Brave groupの選考のみに絞っていた背景もあり、初めから当社や当社グループが運営している事業に対する熱意がかなり高かったことを覚えています。

ぶれすと編集部:
当社と岡ノ谷さんのミッションが共通して世界を目指すことだったのですね!
どうして当社のみの選考に絞っていたのでしょうか?

岡ノ谷:
実はBrave groupを知る前に、とあるVTuberのライブに参加した際、リアルのアーティストやミュージシャンのライブとはノリや熱量が全く異なっていたことや、会場の熱狂が忘れられなかったことから、VTuber業界へ興味を持ちました。
その後、音楽に特化したVTuber事務所を調べていた時に、偶然Brave groupのコーポレートサイトや採用サイトに辿り着き、記載されていたミッションや、代表取締役 野口さんのメッセージを拝見し、その内容が私自身の「音楽で成長したい、世界を目指したい」という軸にマッチしていると感じたんです。
特に「世界に通用する、日本を代表する会社」に心を打たれましたね。

ぶれすと編集部:
お二人ともVTuber業界への興味は勿論、Brave groupが目指すミッションや事業への関心が大きかったのですね!
では、応募いただいた後の選考フローについても教えていただけますか?

村山:
1次選考はRIOT MUSIC部長の二村さん、2次選考はRIOT MUSIC取締役の武田さん、最終選考ではBrave group 取締役 執行役員の舩橋さんが担当でした。
サウンド職という専門職の選考だったからという理由もありますが、どの方も全体を通してフランクにお話を聞いていただき、雑談ベースで面接が進行したのを覚えています。
私の経験がRIOT MUSICでどう活かせるか、具体的にどのような部分の仕事をお任せしたいかなど、面接を通して自身が事業に貢献し、成長できる明確なビジョンが見えたことが印象的でした。

岡ノ谷:
1次選考はENILS取締役の菅野さん、最終選考はENILIS代表取締役の星さんが担当でした。
私も村山さんと同じく、自己紹介や志望理由を淡々とお話しする面接というよりは、自身の経験や将来やりたいこと、自身の音楽に対する想いをお伝えするようなフランクな面接でした。
選考を担当して下さった皆様からは現在の事業における課題や今後の事業展開、そのうえで私自身の経験やスキルをどのように活かせるかなど、お互いにできること・やりたいことをすり合わせるような形で選考が進みました。今までの経験や考えをどのように活かすことができるのか、業務に対する解像度が更に高まりましたね。

ぶれすと編集部:
他の部門に所属している方も、選考を通じて事業と業務の解像度が上がると仰っていましたね。
選考の際に印象に残っているエピソードがあれば、お伺いしたいです!

岡ノ谷:
最終面接を担当いただいた星さんとの面接は、今でもとても印象に残っています。
特に私の音楽家としての経験に沿って、入社後に携わる音楽の方向性について、星さんから直接ご提案頂けたことに驚きましたし、とても嬉しかったです。
私の意見や経験を尊重して下さる点も印象的でしたし、入社後に自身がENILISで、サウンドクリエイターとしてどのように活躍をしていけるか、星さんと一緒に考えることができ、ますます志望度が上がったことを覚えています。

絶えずインプットをし続けていくことの大切さ

ぶれすと編集部:
ありがとうございます!
そして現在、お二人は各IP Productionでそれぞれサウンド職を担当されておりますが、具体的な業務の内容を伺ってもよろしいでしょうか?

村山:
主にBlitz Wingに所属する全アーティストのカバー楽曲やオリジナル楽曲の制作をしており、そこに付随するレコーディングやディレクション及び制作進行など、音楽周りの業務全般に従事しています。
最近では、松永依織「Awaken Now」の楽曲制作に携わりました。この楽曲は著名な作詞、作曲家である岡嶋かな多さんと一緒にお仕事をさせていただいたこともあり、個人的にとても気に入っている楽曲ですし、ファンの皆さんからも大好評をいただいています。
その他ですと、先日開催した『Blitz Wing Fes 2024 SKY HIGH』など、ライブの構成や選曲を考えたり、実際に使用する音源の準備や収録を行っています。昨年開催した「Blitz Wing Fes 2023 ~TAKE OFF!!~」でもそうでしたが、レーベル主催のフェスでしかできない企画で、各メンバーの普段と違った一面を魅せる内容を企画しました。こちらもファンの皆さんから大好評をいただくことができ、とてもやりがいと達成感を感じました。

ぶれすと編集部:
企画から制作進行まで、Blitz Wingにおけるありとあらゆる楽曲に携わられていらっしゃるんですね!
岡ノ谷さんはいかがでしょうか?

岡ノ谷:
主に動画内BGMの制作や、カバー楽曲のレコーディングをしています。
制作に関わった作品としては「Vlash 新メンバーデビューPV」や、「ゆにれいど!のゆにクエ!」に使用するBGM、IPを運営する会社は異なりますが、「YUMENOS全メンバーデビュー配信時のティザーBGM」を制作しています。
直近では、ゆにれいど!メンバーでカバーをさせていただいた「サマータイムレコード」のディレクションを担当しました。また異世界×音楽をテーマとした新たな音楽プロジェクト「異世界れこーど!」では、ゆにれいど!メンバーの異世界での生活を、イラストと独自のアレンジを加えたカバー曲で表現しているのですが、動画の盛り上がりに合わせるために原曲を自身でアレンジし、アレンジに合わせてギターを弾いています。その他ですと、漫画動画の整音やカバー楽曲で使用する音源の発注をしています。発注がメインになるので、外部のクリエイターとのコミュニケーションも担当しています。

ぶれすと編集部:
ご入社から半年にも関わらず、ENILISのみならず会社の枠を超えてレコーディングやBGMの制作などに携わってこられたのですね!
さて、お二人は今までリアルのアーティストとお仕事をされてきましたが、初めてのVTuber業界で、業務としても初めて挑戦することが多かったと思います。業務を進める中で、どのようなことに最も苦労されましたか?

村山:
苦労したことは2つあります。

1つ目はカバー楽曲に対する知識が圧倒的に不足していたことです。
カバー楽曲を制作する際、一部の作業行程を外部のクリエイターに発注することがあります。その際に、どのようなクリエイターに作業を依頼したら良いのか、そもそもVTuberの楽曲制作に精通している方がいらっしゃるのかなど、とても苦労したことを覚えています。
特に入社当初はカバー楽曲に詳しい知識を持っているクリエイターとの繋がりさえなく、0からSNSでコミュニティを探しました。また、幸いにも当社はグループ会社ということもあり、他のIP Productionに所属しているサウンドディレクターやサウンドクリエイターに話を聞きながら、カバー楽曲を制作するうえでの知識をインプットをし続けていました。

2つ目は、当社グループが扱っているエンタメコンテンツに対する知識が不足していたことです。
入社当初はアニメやゲーム、それこそVTuberのようなエンタメコンテンツに触れたことがなかったため、1つのコンテンツに対して心から熱狂しているファンの皆さんに圧倒されましたし、熱量に負けない楽曲を創らなければと感じました。
その為に、入社当初から現在まで、私が担当しているBlitz Wingに所属するアーティストの他、当社グループに在籍しているタレントや、他企業や個人で活動されているVTuberの配信を観て、どのようなキャラクターがファンから愛されるのか、どのような魅力があるのかずっと勉強しています。また、当社グループに在籍している社員の皆さん、例えばVTuberやゲーム、アニメが好きな方などから話を聞き、「どのような楽曲であればVTuberが好きな方に響くのか」、「アニメが好きな方はどのような楽曲が好きなのか」などの知識をインプットし続けています。

岡ノ谷:
とても共感します!(笑)私も苦労したことが2つありますね。

1つ目は、村山さんと同様にカバー楽曲の制作に対する知識が不足していたことです。
今まではゲームのBGM制作や、リアルなアーティストへの楽曲提供が多かったため、自身が今まで関わりの無かったカバー楽曲の制作を得意としているクリエイターを探すことに苦労しました。
今まで自身でカラオケ音源などを制作した経験も無いですし、自身が元々関わりの深いアーティストのコミュニティでもカラオケ音源を制作している方が少なかったんです。ですので、まずはSNSでカバー楽曲制作に詳しい方を探し回ったり、音楽仲間や友人を通じてクリエイターと繋がり、知識をインプットし続けていました。

2つ目は、タレントに対して、音楽の熱量をどこまで求めて良いか判断に困ったことです。
私の音楽に対する情熱はかなり高く、リアルのアーティストとしか今までコミュニケーションをしたことがなかったため、入社当初はタレントに対して音楽への情熱をそのままぶつけて良いのかどうか、とても困ったことを覚えています。
現在は楽曲を通じてファンに対してどのような魅力を伝えたいのかを、タレントと直接コミュニケーションを取り、少しずつ目線を合わせながら、楽曲制作に向き合うようにしています。

ぶれすと編集部:
なるほど。同じ音楽であっても、リアルアーティストとバーチャルアーティストで異なる知識の違いや、コミュニティーの違いに苦労されたんですね。
ところでお二人がご入社されてからそれぞれ日が経ちますが、ご自身のスキルや知識、業務の幅に変化はありましたか?

村山:
大きく変化しました!
特に楽曲制作において、「発想をする」というスキルが身についたと考えています。
前職までは、音楽を制作するためのコンセプト設計、いわゆる0から1を生み出す発想をする経験が無かったのですが、現在はアーティストそれぞれの音楽を制作するにあたって、企画段階から担当させていただいています。
また、より良い発想をするために、普段から様々なジャンルの音楽を聴いています。所属するアーティストの声色やコンテンツに合致しているかどうかを考え、更にその楽曲自体がトレンドであるのか否かをSNSやYouTubeなどの情報を元に分析しています。また、他企業や個人VTuberのオリジナル楽曲や、その音楽を聴いたファンの方々の反応を見て、カバー曲やオリジナル楽曲を企画・制作する際に活かしています。
もちろん、私自身も音楽鑑賞が趣味ですので、音楽を聴く際は趣味なのか勉強なのかで明確に分けています。

ぶれすと編集部:
日々の業務はもちろん、音楽の情報収集や分析を普段から欠かさず行うことで、自身の制作業務に活かしているんですね!
では、岡ノ谷さんはいかがでしょうか?

岡ノ谷:
BGM制作に対する知識や業務の幅は各段に広がったと思います。
現在、私はゆにれいど!でBGM制作をお任せいただいているのですが、ゆにれいど!は世界観が重要なプロジェクトで「異世界×VTuber」をコンセプトとしています。フリーランスとして活動していた時から、和楽器や、中国の楽器を使った制作依頼を受けていましたので、その知見を活かしつつ、更に自身でも楽曲のジャンルに対する知識を日々インプットしながらBGMの制作を進めています。他にも配信するコンテンツの雰囲気やタレントの個性に合わせて、多種多彩なアレンジを加えながらBGMを制作しています。
また、業務やスキルの幅ではないですが、関わるコミュニティの幅が広がりました。今まで関わりのなかったジャンルのミュージシャンやカバー楽曲制作に詳しい方との繋がりは勿論、楽曲を制作するうえで、私自身も正しく歌えた方がタレントに対する説明力が増すと思い、ボイストレーニングにも通っています。挑戦の毎日です!(笑)

チームで一つのコンテンツを創り上げる魅力

ぶれすと編集部:
ボイストレーニングにも通っているんですね。岡ノ谷さんの音楽に対する情熱を感じました!
さて、お二人とも当社グループに入社されてから日々挑戦と変化が多い日々を過ごされていらっしゃいますが、入社して良かったと感じる点もお伺いしたいです。

村山:
RIOT MUSICに所属するスタッフ全員が同じ熱量を持ち、RIOT MUSICが掲げる「人生を変える感情の創出」というVisionに向き合っている点です。
RIOT MUSICは音楽に特化したVsinger企業であり、そこに所属するメンバー一人ひとりが音楽に対して真剣に向き合い、感情を突き動かす歌を生み出すべく、業務に取り組んでいます。
また、楽曲やライブなどのコンテンツを制作をする中でも、アーティストとスタッフ全員が一致団結し、高い熱量を維持したまま一つの作品を制作しています。ですので、私もその熱量に負けないように、全力で自身の経験やスキルを活かすことができていると思っています。
そのうえで、コンセプト設計や企画立案など、前職では経験ができなかった業務に挑戦できているので、入社することが出来て感謝していますし、本当に良かったと感じています。

岡ノ谷:
企業としてそのIP Productionを運営するチーム全員と話し合いながら、一つのコンテンツを制作し、積み上げていける点です。
フリーランスでは、その時々で構成されるチームで楽曲を創り上げていきます。新しい知見を持った方や、自身が持っていないスキルを有している方と一緒に創り上げる面白さはありました。一方で、企業に所属し、そのIP Productionに対して同じ熱量を持ったチームと、企画からリリースまで楽曲を創り上げ、次のコンテンツ制作の為に経験と熱量を積み上げていける点に、フリーランスとは違った面白さや新鮮さを感じています。
また、フリーランスとの違いで良かった点を挙げると、チーム全員と対話をしながら楽曲を創り上げることができる点ですね。フリーランス時代は家で黙々と作業をしていて、全く会話をしない日もあったのですが(笑)。出社をしてメンバーと直接対話することで、文章でのコミュニケーション以上に細かなニュアンスを確認し、楽曲にすぐに反映できるので、とても助かっています!

ぶれすと編集部:
お二人ともチーム全員が同じ熱量で、一つのコンテンツを創り上げる点に魅力を感じているんですね!
では、逆に前職やフリーランスと比較した際、ギャップに感じたことはありますか?

村山:
選考の際にRIOT MUSICが目指すVisionや業務、環境、楽曲制作における方向性についてお聞きしていたこともあり、特にギャップはありませんでした。

ぶれすと編集部:
ギャップを感じること無く、スムーズに環境や業務に取り組むことができたんですね。

村山:
はい。
私自身、VTuberにおける楽曲制作や、楽曲を制作するための企画業務など、新しい業務をゼロから学ぶつもりでRIOT MUSICに入社をしました。入社当初は苦労もしましたが、自ら知識をつけ、乗り越えていかねばという気持ちで業務に取り組んでいましたね。
また、転職のきっかけでもお話したとおり、前職ではルーティンワークを繰り返すばかりで、自身の成長を感じることが難しかったんです。だからこそ、未知の業務や慣れない環境であってもギャップと捉えず、真摯に向き合っていこうと考えました。

岡ノ谷:
良いと感じた点でもお話ししましたが、入社当初は個人での働き方と、チームで一つの作品を創り上げる働き方に良いギャップを感じました。
フリーランスでの活動は、予算面もそうですが、何より楽曲制作のために関われる範囲の狭さなど様々なコミュニティや人との繋がりに関して限界を感じていました。企業に所属する以上、フリーランスのように自由ではないと思っていたのですが、フリーランスで業務をしていた時以上に楽曲制作に対してよりコミットできる環境に身を置くことができていますし、チーム全体でより良いものを創ろうという想いがあるからこそ、意見を言い合える環境があることにとても驚きました。自身がやりたいと考えていることや、良いと思ったことを提案次第で広げていくことができるので、とてもやりがいを感じています。
また、当社はグループ会社ですので、村山さんのような同業の方との接点を常に持てることも嬉しいです。IPのコンテンツや魅力を通して80億の心をうちぬきたいと考えている同志が周りにたくさんいるので、とても心強く感じています!

楽曲制作を通じて成長したい方にとって最適な環境

ぶれすと編集部:
ありがとうございます!
では、お二人が今後Brave groupで挑戦したいことを教えてください!

村山:
私は音楽プロデューサーに挑戦したいと思っています。
RIOT MUSICには自身の企画や提案が自由にできる環境があると思っています。楽曲制作を通じて成長をし続け、いつか私の上司であるプロデューサーのように、新たな音楽プロジェクトの企画など、0から1を生み出す楽曲制作を行いながら、プロジェクトの全体管理などに挑戦したいと考えています。

岡ノ谷:
私は今まで以上に動画内で使用するBGMの制作や、レコーディングスキルを高めていきたいと考えています。
また、引き続きボイストレーニングに通い続け、タレントに対して各々に適した歌唱の練習方法を伝えていきたいと考えています。
あとは私も楽曲制作において企画や提案が自由にできる環境にいますので、ENILISのメンバーや、当社グループに所属するサウンド職の皆さんと一緒に楽曲制作の実績を積み上げていきたいです。そして、いつか自身の制作した音楽で80億の心をうちぬきたいですね!

ぶれすと編集部:
お二人ともとても素敵な目標ですね!
では、最後に現在選考にお進みいただいている方や、当社グループのサウンド職ポジションに興味をお持ちの方々へメッセージをお願いします!

村山:
私自身はコンセプト設計や作曲、アーティストの育成など、楽曲制作において挑戦したいという強い想いを持って、当社の選考を受け、入社しました。
そして現在は楽曲の企画やリリース、ライブ制作まで携わることができ、とても嬉しく思っています。だからこそ、私と同じように挑戦したいことのイメージや、自身の持っているスキルをどのように活かしたいかを言語化し、積極的にご提案いただける方と一緒に働きたいと思っています。
ご提案いただくことで双方の知識やスキル、方向性のすり合わせができますし、私にとってもチームにとっても新たな気づきを得ることができます。同時に、提案いただいた内容が実際にプロジェクトとして進行する際は、その方にとっては大きな挑戦になりますし、例え失敗したとしても成長の糧になるとも思います。
ですので、サウンド職として更に成長したい方や、チャレンジングな環境に身を置きたい方は、ぜひ当社グループの選考に挑戦していただきたいですね。

岡ノ谷:
サウンド職としてやりたいことがたくさんある、音楽に対して情熱を持っている方や、自身の培ってきたスキルを以てどこまで自分が成長できるか試したい方にとって、当社グループは最適な場所だと思っています。
村山さんもお話しされていましたが、「企画から楽曲制作に携わりたい」「もっといい音楽を創りたい」といったの熱い想いをお持ちの方からご応募いただけることを楽しみにしています!

ぶれすと編集部:
ありがとうございました!
この記事を通して当社のサウンドディレクターやサウンドクリエイターが、日々挑戦をし続けながらどのような目標を持って業務に従事しているのか、サウンド職を志す方々に届けられたなら幸いです。

村山・岡ノ谷:
ありがとうございました。

 

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