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「最高のモノを創る」現場に迫る!Brave groupのモーションキャプチャスタジオツアー

こんにちは、「ぶれすと」編集部です。
今回は当社グループで運営するIP Productionの3D配信や3D LIVEに欠かせないモーションキャプチャスタジオの様子をお届けします!

この記事と合わせて、株式会社Brave group 執行役員 CSCO コーポレートグロース本部 副本部長の中村と、スタジオ部 部長 田中へのインタビュー記事も合わせてご覧ください!
「会社の価値をクリエイティブの力で最大化させる」中村と田中が語る、スタジオ部の組織とミッションについて。

当社グループのモーションキャプチャスタジオについて

まず、当社グループのモーションキャプチャスタジオについてご紹介します。
当社グループは2025年3月現在、17社のグループ会社で30以上のサービス・プロジェクトを展開しています。
そして、Brave group コーポレートグロース本部 スタジオ部(以下、スタジオ部)では当社グループに所属するVTuberやVsingerの3D LIVE制作や配信を担当しており、スタジオ部には3Dモデル制作ディレクター、3Dモデラー、Unityエンジニア、音響エンジニア、撮影スタッフ、配信・スタジオスタッフが30名ほど在籍しています。
今回ご紹介するモーションキャプチャの運営もスタジオ部が担当をしており、3D LIVEの配信や撮影はもちろん、クオリティ向上を目指すための技術開発も行っています。
今回は当社グループのモーションキャプチャスタジオを、コーポレートグロース本部 スタジオ部 部長の田中、コーポレートグロース本部 スタジオ部 スタジオチームのアディルに紹介していただきました。

株式会社Brave group コーポレートグロース本部
スタジオ部 部長

田中 颯

2022年7月に当社グループに入社。
Unityを用いた舞台演出の制作からスタジオ運営まで経験をした後に、2024年10月にコーポレートグロース本部 スタジオ部 部長に抜擢(現任)。

株式会社Brave group コーポレートグロース本部
スタジオ部 スタジオチーム

アディル アズカ

2022年7月に当社グループに入社。
オフライン・オンラインイベントにおける映像撮影・音響・オペレーションなど、配信に関する業務を担当。

スタジオツアー、スタート!

ぶれすと編集部

まずはモーションキャプチャスタジオの全体像をご覧いただきましょう!

ぶれすと編集部

おおよそ6、7人が歌って踊ることができる広さでしょうか。
こちらのスタジオで3D LIVEの配信やモーションの収録が行われているんですね!

アディル

そうですね。当社グループで運営しているIPグループの3D LIVEや3D配信は、主にこちらのスタジオから配信しています。

ぶれすと編集部

タレントの皆さんも3D LIVEでは元気いっぱいに動き回られていましたよね!
そして、天井付近に小さく見えているのはモーションキャプチャカメラでしょうか?

田中

はい。こちらのカメラは「OptiTrack」です。
当社グループが保有しているスタジオでは、「OptiTrack」と「VICON」を使用しており、3Dモデルを使ったライブ・配信、モーション収録を行うことができます。
モーションキャプチャごとに特性が異なるため、3D LIVE・配信の形式や内容によって「OptiTrack」と「VICON」を使い分けています。
モーションキャプチャについて簡単にご説明すると、当社グループで使用しているモーションキャプチャは共に光学式モーションキャプチャと呼ばれ、スタジオ内にカメラを配することで、人物や物体につけた小さな球状の「マーカー」と呼ばれる物体の絶対位置を捕捉し、バーチャル空間上にマッピングします。
一方で、自宅での3D配信で使われる「mocopi」などは慣性式モーションキャプチャと呼ばれ、カメラを用いず、ポインターの動きのみを捉え、バーチャル空間上にマッピングします。
当社グループでは、光学式モーションキャプチャである「OptiTrack」をメインで使用し、用途に応じて「VICON」を使用しています。

ぶれすと編集部

詳しくご説明いただきありがとうございます!
以前取材させていただいた時と比較すると、カメラの台数が増えたり、一部機材が刷新されているような印象を受けました。

アディル

はい。2025年2月にスタジオのレイアウトを変更しました。
当社グループに所属するタレントが増えてきたこともあり、3D LIVEの制作や配信、撮影をする機会が増えてきたことがきっかけですね。

田中

今ある環境を最大限に活かしつつ、よりクオリティの高い3D LIVEや3D配信をお届けするため、2024年10月頃から一部機材の入れ替えや設備への投資を続けてきました。今後もタレント数やIPの増加に合わせて、より良い形になるようにアップデートし続けます!

バーチャル空間・ライブ演出はどうなってる?

ぶれすと編集部

今後もアップデートが予定されているんですね。さらにクオリティがアップしたライブを期待しています!
さて、ここで撮影や収録されたモーションをもとに、どのような技術を用いて3D LIVEを制作しているかも伺えますか?

田中

当社グループでは、3Dモデルを動かす空間、3D LIVEでの演出制作は主にゲームエンジンである「Unity」を用いて制作しています。
また、ステージやステージ上に設置する小物はMAYA、Blenber、3DsMAXなど様々なDCCツール(※)によりモデリングを行い、花吹雪やスポットライトなどの演出に使用するパーティクルシステムはParticle System、Visual Effect Graphを使用して制作しています。

※DCCツールとは:Digital Content Creation(デジタルコンテンツクリエーション)の略称で、3DCG領域において必要な機能が全て入ったソフトを指す。

ぶれすと編集部

なるほど、様々な機器や技術を用いて1つのライブが創られているんですね。特に、モーションキャプチャスタジオのような大掛かりな設備を維持し続けるのは、コスト的にも大変なのではないでしょうか…?

田中

そのとおりです!
先ほどお伝えしたモーションキャプチャなどのスタジオ設備は初期投資や維持費がかかることから、自社で保有せずに他社のモーションキャプチャスタジオを利用する企業がまだまだ多いです。そのため、3D LIVEで使用する基盤システムのアップデート後の実証実験や、Unityでライブ演出としてのエフェクト(視覚効果)やパーティクル(ライブ演出としての火柱や煙など)を実験的に制作し、実環境で試すことが難しくなっています。
一方で、当社グループでは自社でモーションキャプチャスタジオを保有していることから、制作した演出や施策をすぐに検証することができる環境です。

ぶれすと編集部

3Dモデルを制作した後にすぐに動作や見栄えを検証できる環境は、エンジニアやクリエイターにとって魅力的な環境かもしれないですね!
では、モーションキャプチャーを管制するブースも見学させていただいても良いですか?

アディル

はい、こちらへどうぞ!

ぶれすと編集部

見慣れない機材がたくさん並んでいますね…!

アディル

こちらが映像や音響、配信を操作する作業ブースです。
当社グループに所属しているタレントの動画収録や、オンラインライブの際はUnityエンジニア・音響エンジニアなどのスタジオ部がこの作業ブースに集い、普段皆さんにご覧いただいているような配信やライブが作られています。

ぶれすと編集部

作業ブースにも2023年3月頃にインタビューさせていただいた時から、様々な機材が追加されていますね!

アディル

タレントの繊細な動きをしっかりと捉えるため、カメラの数も少しずつですが増やしています。また、3D LIVEでは映像だけではなく音響も重要なため、複数の音源を調整するミキサーも配置しています。


田中

音響については、音響エンジニア 田畑さんの熱い要望もあり、特にこだわりの機材を揃えています。詳しいご紹介はできないのですが、このレポートを通じて当社グループの3D LIVEや配信をお届けする「最高なモノづくり」ができる制作環境を感じていただけたら嬉しいです。

ぶれすと編集部

今回ご紹介した制作環境に興味や関心をお持ちの方には、是非当社グループの選考にご応募いただきたいですね。

田中

そうですね。「最高なモノ」をファンの方々に提供するべく、ご覧いただいたモーションキャプチャスタジオの設備や環境はもちろん、メンバーのスキルもアップデートを行っていきます。
3Dモデルや3D LIVEを創るための技術を研鑽し続けたい方、「こうすればもっと良いものができるのではないか」とポジティブに提案いただける方、そのうえでチームで「最高なモノ」を創りたい方は是非お話をしましょう!

ぶれすと編集部

田中さん、アディルさん、モーションキャプチャスタジオをご案内、ご紹介いただきありがとうございました。
このスタジオで創られる最高のモノを、私たちも楽しみにしています!

田中

ありがとうございました!

アディル

ありがとうございました!

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