本日は株式会社Brave group イベント事業本部を牽引する宮坂に、イベント事業本部の組織と今後のミッションについて聞きました。
株式会社Brave group イベント事業本部
宮坂 実弥
工業高校を卒業後、通信機器メーカーで営業職に従事。その後、バンドマンとして活動する傍ら、ライブハウスの運営業務に従事。楽曲制作事務所やアイドル運営事務所に転職し、タレントマネジメント業務やライブ企画および運営業務を経て、2021年10月に当社に入社。
本日はお時間をいただきありがとうございます!
早速ですが、自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
工業高校卒業後に通信機器メーカーに入社をしたのですが、その傍らでバンドマンとしての活動もしていました。
就職したものの音楽の道を諦めきれず、通信機器メーカーを退職し、アルバイトとしてライブハウスの運営サポート業務に従事しながら、バンドマンとして活動を続けていました。
バンド活動をしていた中で、楽曲制作を行っている事務所とのご縁があり、アーティストの方や音響技術担当のサポートなどの業務に携わりました。
その楽曲制作事務所でアイドルプロジェクトの立ち上げメンバーにアサインされ、アイドルのマネジメントやサポート業務を経験しました。
バンドマンからアイドルのマネージャーにキャリアを変えられたのですね!
ステージに立つ側から、支える側にまわった際に葛藤はなかったのでしょうか?
ステージに立ちたいという想いは今でも持っています(笑)。
しかし、バンドマンとしての活動を続けていく一方で、裏方の仕事の魅力に気付かされました。音響や照明、舞台製作の方々がいたからこそ、ステージに立つ人が輝けると理解をしたことや、自身以上に才能あるアーティストを裏方から支えた方が自身の今後のキャリアとして良いのではないかと感じ、楽曲制作事務所へ入社をしましたね。
楽曲制作事務所で経験を積んだ後は、別のアイドル事務所にお声がけいただき、そこではアイドルプロデュースや中野サンプラザ(2023年7月2日に閉館)でのワンマンライブの企画、舞台の監督などを担当しました。
入社して2年程経った頃にコロナ禍に突入してしまい、在籍していたアイドル事務所が廃業となってしまいました。私自身が地方から上京していたため、「まずは地元に戻ろうか」と考えていたところで当社から声をかけていただき、当社に入社しました。
その後は、グループ会社であるMateRealやバーチャルエンターテイメントでも就業し、神田明神納涼祭りや、2022年末に開催されたコミックマーケット101出展等のイベントプロデュースに従事した後、2023年5月にBrave group内に新設されたイベント事業本部に異動しました。
そのような経緯で当社グループに入社されたのですね!
それでは、改めてイベント事業本部のチームについてご紹介いただけますか?
イベント事業本部は、『IPとファンを繋ぐ場を創り出し、リアルな感動を届ける』をチームのミッションとし、当社グループ全体のオフラインイベント推進や、各子会社・クライアントからのオフラインイベントの受託・推進の役割を担っています。
ライブイベントやコミックマーケットへの出展をはじめとしたイベント事業は、当社グループに所属しているタレントの配信活動やグッズ展開と同じく、当社グループのIP事業における認知を国内外に広めていくうえで、非常に重要な要素の一つです。
そのために、イベント運営のプロフェッショナルを集め、イベントの企画から当日のオペレーションまでを専門で担当するチームを新設しました。
また、当チームに対して、グループ各社のIP事業部門やクライアント、イベント制作会社など、社内外の関係各所と連携しながらスピーディーに創り上げていくことが求められています。
実はイベント事業本部が新設されるまで、当社グループ全体でのイベント運営において、2つの課題がありました。
1つ目は当社グループの各IP事業にそれぞれイベント担当が在籍しており、リソースの共有ができていなかったことです。
私がバーチャルエンターテイメントに就業し「ぶいすぽっ!」関連の業務を行っていた時は、当該IPのイベントのみを担当していました。繁忙期は非常に忙しいのですが、イベントが落ち着いている時期もあるなど、年間を通して担当業務にムラがある状況でした。一方で、他社IPのイベント担当が繁忙期を迎えていた際、会社が分かれていた為に一時的であっても他IP事業のイベント担当がリソースを貸すことができない事象がありました。各IP事業間で隔たれているような歯がゆさを感じていましたね。
2つ目はイベント事業に携わるメンバーが、イベント運営やクリエイティブなど、それぞれの業務に専念できる環境を作れていなかったことです。
上記の課題とも一部共通しますが、各IP事業それぞれでイベントを行っていたため、イベント担当だけではリソースが足りていませんでした。結果、クリエイティブのメンバーがイベント運営にもコミットしなければならず、本来の担当業務に専念しきれないという事象もありました。
この2つの課題を解消し、よりクオリティの高いイベントを創りたいと考えた結果、各IP事業に所属しているイベントのプロフェッショナルを集め、イベント事業本部を新設するに至りました。
ありがとうございます!
宮坂さんを含め、各グループ会社からイベントのプロフェッショナルが集まり、かなりの大所帯となったイベント事業本部ですが、改めてチームの役割を教えていただけますか?
現状は各IP事業担当とのコミュニケーション担当、イベント・グッズ担当として、「ぶいすぽっ!」「RIOT MUSIC」など、各IPグループ毎に1名から2名を割り当てています。
担当者には元々所属していたIPグループをそのまま担って頂くケースが多いですが、各担当の適性を見て、他IPグループへの挑戦を促すこともあります。現在は各担当がそれぞれナレッジを共有しながら、今までとは異なるIPのイベント企画・運営に挑戦しています。
挑戦を促すケースもあるのですね!
では、イベント事業本部にはどういった方が在籍されているのでしょうか?
企画・クリエティブ・グッズ・運営関係なく、イベント事業そのものに対する熱量がとても高い方が多いです。
一度でもイベントに関連する業務を経験された方であればご理解いただけると思いますが、この仕事には大きなやりがいが2つあります。
1つ目は参加頂いているお客様のリアルな感動や熱狂を肌で感じることができる点です。
神田明神納涼祭りのように、何万人ものお客様が集まるイベントをゼロから創れる機会やチャンスは、おそらく人生のうち滅多にない機会だと考えています。当社グループでは、今までに前例のない規模や予算のイベントであっても、挑戦する機会を頂ける点が良いところですね。
2つ目は多くの参加者が喜んでくださっている姿を見ながら、「私達が創り上げたイベントで、お客様の心を打ちぬくことができた」感覚を味わうことができる点です。
イベントが終了した後のお客様一人ひとりの顔を拝見するシーンがあるのですが、殆どのお客様が、まるで感動で心をうちぬかれたような表情をされていました。その表情を見て、私たちも心が満たされた感覚に浸っています。
上記のようなシーンを一度でも経験しているメンバーが多いので、総じてイベントに対する熱量が高いメンバーが集まっています。
イベントに対する熱量がチーム全体で凄まじいですね!
さて、グループ全体ではIPが更に増えていき、それに伴いイベントの数も増えていくかと思いますが、宮坂さんとしてイベント事業本部をどのようなチームにしたいですか?
当社グループ内で「最も仕事を楽しんでいるチーム」にしたいです。
私自身が仕事のオン・オフをしっかりと切り替えたいため、このチーム自体も業務に集中するときは集中し、楽しむ時は誰よりも楽しむチームにしたいです。更に、楽しんで仕事をしているからこそ、お客様にイベントを通して「楽しさ」を伝えられるのではと考えています。「つまらない」と感じながら企画したイベントは、きっとお客様も「つまらない」と感じるはずです。
「最も仕事を楽しんでいるチーム」は素敵ですね!
では、最も仕事を楽しんでいるチームにするために、現在課題に感じられていることはありますか?
はい。
メンバー個々における感性の問題もありますが、「お客様が求めている楽しさ」と「イベント事業本部が創るべき楽しさ」の差分を最小限にしていくことが課題です。これらはイベント事業本部として、今後もイベントを企画しながら、お客様の感想や意見を元にギャップを埋めていきたいと考えています。
ありがとうございます!
では、今後イベント事業本部として挑戦したいことを伺っても良いでしょうか?
今後は「当社グループでなければ体験できないイベント」を創っていきたいと考えています。例えば、VTuberのテーマパークなどでしょうか(笑)。
ライブや展示会など、既存のイベント形式に囚われず、それぞれのイベントのコンセプトや意味合いを見直したうえで、お客様に「なにを伝えたいのか」、「どのような感動を届けたいのか」を明確にしたイベントを創りたいです。
会場に行くだけで楽しいことも、イベントにとって大事な要素ではありますが、それ以上に「この日のアトラクションが楽しかった」、「この瞬間のパフォーマンスが最高だった」など、イベントに参加することの体験価値をより向上させたいとも思っています。
なるほど。
その挑戦をするために、イベント事業本部ではどのような人をお迎えしたいですか?
イベントに対する熱量が高い方はもちろん、「イベントは生き物である」ことを共通認識として持っている方と一緒に働きたいですね。
イベントはその日の天候やお客様の状況、その他色々な要因で変化します。同じ内容でも実施日が違えば、その場で手をかけるべき箇所が異なっていきます。その時々に応じて柔軟にチームで協力し、対応できる方が向いていると思います。
また、イベントを俯瞰して見れる方が、当チームには向いています。
イベントに参加した経験がある方はご理解頂けると思いますが、イベントへの参加を終えた後に、気持ちが冷静になる、「イベントの魔法」が解ける瞬間が必ずあります。冷静になった後も、「あのイベントは楽しいものだった」と振り返ることができる方であれば、次回もきっと良いイベントを創ることができるのではと考えています。
楽しいものを創る視点と、冷静に俯瞰してみる視点、一見相反しそうな視点がイベント創りには重要なのですね。
では、最後にこの記事を読んでいるであろう未来のチームメンバーに向けて一言お願いします!
イベント事業本部は、IPを通して『IPとファンを繋ぐ場を創り出し、リアルな感動を届ける』チームです。
私自身もイベントが大好きですし、様々なイベントへの挑戦を通して数々の感動を体験してきました。私やチームメンバーへのイベントに対する熱量に共感してくださった方や、経験者でも、未経験者であってもイベントを通してお客様に「楽しい」を届けたいと考えている方にとって、当社は非常に面白い会社ではないでしょうか。
先ほどお伝えしたとおり、「イベントは生き物」です。楽しいと思うイベントを創るには、会場のコンディション、お客様や天気の状況を見定めることはもちろん、チーム全員のイベントに対する熱量やセンスが、お客様の心をうちぬく体験価値の向上に繋がります。
当チームでは心からイベントが好きなメンバーが多く所属しています。体験したことがないイベントをお客様に届けたいと考えている方、イベントを創ることに対して熱量を傾けられる方は、是非一度お話ししましょう!
本日はありがとうございました!
ありがとうございました。
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